一夜明けて、横浜の朝。子どもらはそれぞれ三々五々に散らばってしばしの横浜を楽しんでいる。

重厚な建物の一階にあるスターバックスにてただひたすらひとりの時間を過ごす。目の前には横浜スタジアム。店内に流れているのは、ボブマーリー。バッファローソルジャー。

昨日の一条のダンス、楽しみ過ぎて横列がバラバラ。踊り終った生徒が俺にどうでしたか?と聞くけど上手く応えられない。

斜め横から見てたから、ちょっとよくわからんと曖昧にこたえる。もしかしたら入賞は無理か。

それでも評価していただいたのは、一条のダンスの根源的な部分が伝わったのだろうと思う。

中華街で夕食後、生徒らにそっと伝える。俺の目の錯覚でなければ今日の一条、構成が乱れておりましたよと。

先生、それ錯覚ではないです、と生徒たち。こういうところも含めて一条らしさか。

一条、いちばんを目指した闘いをやりきりました。